自己啓発本にハマる人の特徴と行動は?実は自己啓発本は意味がない!?

落ち込んだり、悩んだりした時、皆さんならどうしますか?
私は、友達に話を聞いてもらって気持ちを浄化させます。
人は、落ち込んだり、悩んだりした時、何かに頼りたくなったり、すがりたくなります。
私は友達に頼ることを選択していますが、これは人によって様々です。
占いにすがることを選ぶ人もいますし、相談員に相談する人もいます。
その中には本を選ぶ人もいます。
こんな時最も読まれているのが、「自己啓発本」です。
悩んでいる時に、自己啓発本を読み、ハマってしまう人も存在します。
それほど果たして自己啓発本は効果があるのでしょうか?
今回は、「自己啓発本にハマる人の特徴と行動は?実は自己啓発本は意味がない!?」というテーマでお話していきます。
Contents
なぜ人は自己啓発本を読むのか?
自己啓発本とは、心の成長を促し、能力の向上を示すものです。
書かれている内容は読書術や、時間の重要性、成功法則、メンタル強化、著名人の言葉など…。
まだまだたくさんありますが、人間がよく悩むことや、手に入れたいこと、生活の質を高めるための内容が書かれています。
読んだからといって確実に成功できるわけではありませんし、それぞれのジャンルでそれぞれ答えが提示されますが、自己啓発の内容は基本的に「自分次第」なのです。
このような本をなぜ人は、読んでしまうのでしょうか?
それは、「気休め」です。
上手くいかない自分を一度忘れ、本を読むことによって、こうしたら自分も成功できると思い込むのです。
そうすることによって、ポジティブになれ、前を向けるのです。
心の安定剤と言えます。
安心感を求めて自己啓発本を読んでしまうのです。
何故、ハマってしまうのか?
自己啓発本は「結局のところ自分次第」という本ですが、ハマる人もいるんです。
むやみやたらに本に頼ってしまいますし、なんでも本が解決してくれると思い込んでしまうのです。
何故、ハマってしまうのか…?
それは、読んでいる時に本に登場する成功者へ意識が移動してしまい、自分が成功者と錯覚し、高揚感を得ることができるからです。
恋愛映画を見てドキドキしたり、刑事ドラマを見てハラハラしたりしますよね。
私は、演奏会で上手い演奏者を見た時、自分も上手くなった気になります。
これは感情移入してしまっているからです。
ですが、この感情も数日後には戻ってしまいます。
自己啓発本を読むことによって、もちろん成功者の知識は増え、たしかに知らない世界を知ることができます。
本を読んだことで人生が変えることもあります。
可能性は大きいです。
しかし、知識だけを仕入れて、成功者を自分と錯覚し、その結果気持ちが高まることが快感になってしまうが故に、高揚感を求めて自己啓発本にはまってしまうのです。
本来は、悩みを解決するための物のはずなのに、インプットをすることに快感を覚えてしまっているのです。
これはビジネスで言う「ノウハウコレクター」と同じことです。
ノウハウを集めている自分に酔いしれているのです。
ノウハウコレクターについてはこちらをご覧ください。
自己啓発本にハマる人の特徴
自己啓発本にハマってしまう人には、実は特徴があるんです。
全員がハマるのではなく、ハマる人には共通点が存在しました。
この共通点に当てはまる人は、まだ自己啓発本に出会っていないだけで、出会ったらハマる可能性があります。
順に特徴をお話しします。
自分に自信がない
自分に自信がない人は、自分をもっと良くするために、自己啓発本を読みます。
成功者が語る能力向上法や成功法則の知識を学び、自分に自信を持たせようとしているのです。
周りから見れば、意識が高いとみられがちですが、頑張って背伸びをしようとしている面では弱さの表れでもあります。
また、自分は自信のないことから本を読んで主人公に憧れ、その憧れを通り越して依存しているのです。
憧れ、その人になれるように行動できることができていれば、良いのですが、自分の自信のなさや失敗の恐怖から行動できないでいるのです。
そしてその結果、依存に繋がってしまうのです。
私の友人にもいました。
その人は本ではありませんでしたが、憧れすぎるあまり、依存し、本来の自分を失ってしまいました。
憧れることはモチベーションにも繋がるので良いことですが、依存してしまうと自分が見えなくなってしまいます。
何をしたいかわからない
自分が何したいかわからないから、自分の生きる目的を求めて、本を手に取ってしまうのです。
そして、読んだ成功者の人生を自分の人生の設計図にしようとするのです。
目標を見つけることができれば、自分が今何をすべきか考えることができます。
しかし、読んで満足して「いつか自分も成功できる」と感じてしまえば、これからも何もせず、現状維持をつづけてしまいます。
これでは、読む意味がないですよね。
勉強が好き
勉強が好きな人は、本を読むことが好きな人も多いです。
そのような人は、参考書だけではなく、自己啓発本も読みます。
本を読んで、成功者の考え方や、人生論を学んでいるのです。
自分に活かすというよりは、成功者の考え方を知りたいという気持ちの方が強いのです。
興味本位や、知識増加に重きを置いているため、色々な考えを取り入れることに快感を覚えています。
どんどん知識を得れらることは良いことですが、得て終わりでは何も意味がありませんよね。
自分の都合を良くする癖がある
今の自分の状況から脱却したいという願望が強いが故に、
「成功者が教える方法だから、それを学んでいる私は必ず成功する」
「成功する自己啓発のセミナーだから、お金を使ってもいい」
というような、自分の都合よく解釈する癖がついてしまっています。
これでは成功することが自分の中で絶対的未来になってしまいます。
ですが、現実的には成功する保障はどこにもありません。
自分の中で成功すると思い込んでしまっているため、結果が出るのは自分次第なのに「必ず成功する」という確信を持ってしまうのです。
なぜこのように思い込んでしまうのかと言いますと…。
失敗するかもしれないという矛盾した不安を解消するためです。
自分にとって都合の悪い真実から目を背け、自分の都合が良いところばかりを見て、得られる結果に結びつけるのです。
しかし、当の本人はそのように自分が真実を曲げて都合よく思い込んでいることに気付かないため、どんどん自己啓発にのめりこんでしまうのです。
向上心の高い受け身
このままの自分ではいけないという焦りがあるものの、行動には移せないでいる人が多く見られます。
2つの正反対の気持ちが喧嘩しているのです。
動かないと何も変わらないと自分でもわかっているはずなのに、積極的に動くことはできず、その代わりに自己啓発の本を読んで帳尻を合わせようとしているのです。
本を読むことで行動していると受け取ることもできますが、一番手軽な方法であり、情報を読んでいれば得られる受け身なものです。
向上心に上手く繋がらないのです。
本でその時は解決することができても、時間が経てばまた、気持ちのずれから葛藤を覚えます。
その繰り返しなのです。
権威に弱い
自己啓発本には、著名人の名前や、実績が多く載っています。
錚々たる人たちの名前が書いてあれば、直感的に効果がありそうと感じてしまうのもわかります。
著名人だけではなく、有名な企業の名前や、キャッチーなテンプレ宣伝も目を引きますよね。
これは、「この本はブランドや権威があり、多くの人の目に触れており、流行している。」ということを前面に押し出した文章になっているのです。
信じてしまうのも悪いことではありません。
ですが、極端に権威やブランドに弱い人はこれを見ただけで、手に入れたい衝動に駆られてしまうのです。
そして、のめりこんでいってしまうのです。
もちろん衝動的に手に入れたので、効果はでません。
実際に行動に移せる人は1割
自己啓発本を読む人は意外とたくさんいます。
しかし、行動に移せる人はたったの1割です…!
9割の人は読んでそのままなのです。
衝撃ですよね。
確かに行動に移すことは難しいです。
ですが、これほどの人が行動に移せない理由があるんです。
行動に移すということは、新しいことを始めるということです。
行動できると新しい一歩を踏み出すことができるのですが、人間は現状維持する力が強いがために、行動できないのです。
私たちは常に安心を求めます。
「自分が今いる場所だ」と思っているがゆえに、行動になかなか移すことができないのです。
これは、「恒常性」と言います。
なるべく危険はおかさずに安全に過ごしたいのです。
行動できないのは、やる気が無かったり、動く気力がないわけではなく、自分自身が本能的に防衛してしまっているのです。
これは、人間の本能であるため、コントロールしずらいです。
ですが、「人間は現状維持を好む生き物」ということを知ることで、無意識のうちに現状維持へ引っ張られることを減らすことができます。
自己啓発本は意味がない!?
散々自己啓発本についてお話していきましたが、実は自己啓発本は読んでも意味がないんです!!
その理由は2つあります。
理由1:内容の理解不足
理由2:内容を実践していない
順番に解説していきます。
内容の理解不足
自己啓発本には、著者の考え方が多く書かれています。
しかし、その考え方というのは、著者が経験してきたことから生まれるものです。
ですので、読者にはすべてを理解することは難しいものです。
ですが、何故か1度読んだだけでわかった気になってしまうのです。
これは本当に不思議な現象です。
内容を理解しきれていないのに、「良い話を聞いた」「勉強した」と認識してしまい、ただ気持ち良くなっているのです。
これでは、一時的に感情を満たしているだけで、現実的には知識や経験値は蓄えることができていないのです。
内容を実践していない
何度も言いますが、自己啓発本は行動できてこそ意味を成すものです。
しかし、本を読んでその本に書いてある内容を実践しずに、心に思っているだけでは、意味がないのです。
何か説明書を読んでわかったつもりで、実践してみてもうまくいかない事ってありますよね。
これは、つまり説明書を理解しきれていないということなんです。
どうせうまくいかないと思ってしまうから、行動に移せないのです。
そう思ってしまい実践できない結果が、自己啓発本を読んでも意味がないことに繋がってしまうのです。
意味がある本を見つけるためには…
自己啓発本は使い方次第で有意義なものになります。
そして、有意義なものにするために最も重要なことは「有益な本」に出会うことです。
しかし、有益な本はたったの1%です。
その他の99%の本は無駄な本なのです。
ですので、選ぶのが難しいというワケです。
大抵の人が本を読んでも、その知識を有意義に使いこなせない理由が分かった気がしませんか?
この問題を解決するためには、有益な本の選び方を知ることです。
そうすることによって、1%の意味のある本に出会うことができますよ。
タイトルよりも著者のプロフィールをチェック
人は本を買うとき、タイトルで買ってしまいがちです。
騙されてはいけません。
タイトルは、出版社の編集者・コピーライターが考えた、とにかく目立つものかつ、人の心が惹かれるものになっています。
言い方は悪いですが、人工的に魅力的になっているのです。
ですので、タイトルにひかれて買ってしまうと、思ってよりも内容が薄い、自分が求めていたものではなかったこともあるのです。
それを防ぐためには、著者のプロフィールを見るのです。
どんな著者だとしても、プロフィール以上のことは本に書けません。
極端な話ですが、プロフィールに「元キャッチャー」と書いてあった場合キャッチャーのことしか書けないのです。
タイトルが、「野球の…」と書かれていても、内容は分かりませんよね。ですが、プロフィールを見ることによって、キャッチャーという情報が分かり、ピッチャーのことはあまり書かれていないことが予想できます。
プロフィールを見ることによって、無駄買いを防ぎ、自分の知りたいことを見つけることができます。
前書き・後書き・目次を見る
プロフィールを見たら、前書き・後書き・目次を見てみてください。
この3つを見れば、本に書いてある内容が大体わかります。
目次を見れば、一目瞭然です。
この3つを見ずに買ってしまうと、読んだ後に自分が求めていたことと違うなんてこともあります。
読んでしまってから気づくのでは、遅いのです。
買う前にチェックすることで、書いてある内容に見立てを立てることができ、自分が本当に求めていたものを得ることができます。
無駄買いを防ぐこともできるので、その分節約したり、他の自分磨きに資金を使うことができます。
レビューを読む
先程お話しした「プロフィール」「前書き」「後書き」「目次」は書店で確認することができますが、オンラインショップで購入を考えている場合には難しいです。
だからといって、決してタイトルだけで買ってはいけません!
オンラインショップでの対応法は…。
ズバリ、「レビュー」を読むことです。
穴が開くくらい読んで頂きたいです。
レビューを読む時にも、注意点があります。
まず、レビューを書いている人が自分と同じレベルの人か見てみてください。
専門書は専門用語などでレビューが書かれている事も多いです。
レビューの文が難しく、自分で理解できない場合は、大抵内容も難しいです。
自分が読んでも理解できない本は意味がありませんので、そのようなレビューがあった場合は避けましょう。
そして、高評価を付けている人たちに注目してみてください。
自分が主婦なのに対し、高評価を付けている人がOLだったらどうでしょうか。
もしかしたらあなたの役に立つ本ではない可能性があります。
そのような本よりも、自分と近い立場の人が高評価をしている本が、自分の悩みを解決する可能性をあげるのではないでしょうか。
最後に、レビューがサクラではないか、見極めてください。
セミナー講師が著者の本には、受講者に絶賛レビューを書かせている場合もあります。
その場合は、ハズレの本だったということです。
気を付けることは多々ありますが、レビューに気を配ってみると、オンラインでも有益な本か見極めることができますよ!
まとめ
今回は、「自己啓発本にハマる人の特徴と行動は?実は自己啓発本は意味がない!?」というテーマでお話ししました。
自分の生活を豊かなものにするために、自己啓発本を読むことは悪いことではありません。
ですが、本の主人公と自分を重ね高揚感を得ることが知らぬ間に目的になってしまうと悪い意味でハマってしまうのです。
そして、9割の人が行動できないのです。
また、自己啓発本も99%は無駄な本と言われています。
意味のある自己啓発本を見つけることは難しく、さらに行動するとなれば、厳しいのです。
自己啓発本を使いこなせる人は、本当にごく一部なんです。
ですが、有意義な本に出会う方法や、自己啓発本にハマってしまう人の特徴を知ることによって、本当の意味で使いこなせるのではないでしょうか。
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