心を落ち着かせる方法8選

皆さんは日頃急に不安になったり、落ち着かないと感じることはありませんか。
私は経験があります。
嫌な事がありすぎてネガティブ気味になったり、何が不安なのかわからないけれど落ち着かなかったりする時がありました。
はじめはどうしたらよいかわからず、そわそわしていましたが、「心を落ち着かせる方法」を取り入れたことにより、心が落ち着かないことが減りました。
また、不安になっても、心を落ち着かせることができるようになりました。
これができるようになるだけでも、心の負担が違いますし、前を向けることが増えました。
自分の気持ちをコントロールすることができるのです。
同じように悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
今回は、「心を落ち着かせる方法8選」と題して落ち着かせる方法を8つご紹介します!
Contents
落ち着かなくなるきっかけとは?
気持ちが落ち着かなくなってしまうのには、もちろんきっかけがあります。
そのきっかけによって、人の心は揺れてしまうのです。
少しの変化で心の動きが変わる人間は繊細な生き物なのです。
一体どのようなきっかけなのでしょうか?
きっかけには3つあります。
「体調が優れない時」
「不安なことがあった時」
「隠し事がある時」
まず1つ目は、「体調が優れない時」です。
体調が悪い時は、全てが上手くいかないと感じやすいです。
これは、体が疲れていると、不調が気持ちにも影響しているからです。
身体を休めれば、元気になるのに「治らないかもしれない。」と思ってしまうのです。
風邪をひくと寂しくなると言いますが、これも「不安」になっているからです。
私の知り合いにも「今日は体調が悪いから、気持ちが落ち込んでいる。」という人がいました。
また、これとは反対に「病は気から」という言葉があるように、気持ちが落ち込んでしまっているから、体調が悪くなるという場合もあります。
2つ目は、「不安なことがあった時」です。
不安なことがおきると、焦りますよね。
なかったことにしたくもなります。
しかし、どんなに思い込んでもその不安は消えてくれない時もあります。
その終着点のない不安がきっかけになってしまうのです。
例えば、買い物に出かけた時、家の鍵をかけたか心配になったとします。
心配過ぎて買い物どころじゃなくなってしまいますし、確認するまで不安な気持ちは消えません。
何か心配なことが自分の中にあると落ち着かないのです。
3つ目は、「隠し事がある時」です。
何かやましい事がある時、人は落ち着きをなくします。
例えば、自分の口から言いづらい事があったり、嘘をついた時です。
そわそわとしてしまうあの感じです。
これは、心の中で罪悪感が生まれてしまっているため、落ち着きをなくしてしまうのです。
「いつかバレるかもしれない」と恐怖を抱いているのです。
何故、落ち着かない?
落ち着かないきっかけは先程お話ししましたが、何故心が落ち着かないのでしょうか。
その原因は人によって様々ですが、大きく分けて3つあったのです。
その3つこそがあなたを不安にさせている要素なのです。
あなたはどれでしょうか。
心理的要因
1つ目は「心理的要因」です。
何か気がかりなことがあった時、目の前のことに落ち着いて取り組むことができないのです。
これは先程、きっかけに出てきた「不安なことがあった時」「隠し事がある時」が心理的要因に当たります。
心の乱れなのです。
自分の中に解決していない問題があると、どうしても気になってしまいますよね。
私はこれで落ち着かない事が多かったです。
例えば、自分にとって何か引っかかる事を誰かに言われた時、ずっとその言葉が染みついてしまい、不安になります。
大したことではないのに、どうしても残ってしまうのです。
何をしているにも、そのことが気になって、頭に常に浮かんでいる状態になってしまうことがありました。
心に余裕がないと、落ち着かないのです。
身体的要因
2つ目は、「身体的要因」です。
これは、自律神経が乱れていることによって落ち着かないのです。
自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立つ、内臓の動き・脈拍などをコントロールする大切な神経です。
これが乱れてしまうと、身体ともに影響があるのです。
交感神経は、緊張・興奮している時に活発に働きます。
一方で副交感神経は休息・リラックスしている時に働きます。
ここからわかるように働きが真逆なのです。
ですので、この2つの神経のバランスが取れていないといけないのです。
交感神経ばかり働いてしまうと緊張しているため、不安になりやすく、落ち着きもなくなります。
例えば、自分の緊張する場面が続くとき、常に緊張しているため、交感神経が活発に働いてしまうのです。
そして、2つの神経のバランスが取れなくなり、自律神経が乱れていきます。
たくさんの情報が溢れる今だからこそ、負荷がかかり、自律神経が乱れて体調を崩す「自律神経失調症」は現代病と言っても過言ではありません。
環境的要因
3つ目は「環境的要因」です。
自分が集中できる・落ち着ける環境や状況がない時、人は知らない間にストレスを感じています。
例えば、散らかった部屋や電話が鳴り続ける空間などです。
私の場合、多くの知らない人がいる空間が苦手です。
これは知らない人がいると緊張してしまうからです。
気にしなければいいという話かもしれませんが、どうしても落ち着くことができないのです。
これは、心理学者のエイドリアン氏らが行った「スマホが視界に入っている状態で、簡単に課題に取り組むことができるか」という研究を行ったところ、スマホが身近にあった方が成績が落ちることから、気が散ってしまう要素があると、生産性が下がり集中できないことが証明されています。
弊社のこちらの動画にあるように、集中力は環境が非常に関係しているのです。
不安な心が与える影響
様々なきっかけが原因となり、人は心が不安定になります。
その不安は私たちにどのような影響を与えるのでしょうか。
その影響を知ることによって、自分の中で「今日は気分が乗らないから」と片付けてしまっていたことが、心の不安の仕業だと気づくことができるかもしれません。
人付き合いが億劫になる
私たち人間は、仕事やプライベートなど必然的に人と関わります。
その分、時には人付き合いでもストレスを感じます。
ですが、それでも人とうまく付き合うために、それなりに気を遣い上手く対応しますよね。
これを自分に余裕がない時にできるでしょうか?
結構難しいですよね。
不安な心で落ち着かないと、自分の事で精一杯になり、他人に気が配れなくなります。
ですので、なるべく人と関わりたくないと思ってしまうのです。
私もこう感じることがあります。
自分の事で頭も心もいっぱいなため、気を利かせて「何か手伝おうか?」と言ってくれた時も断ってしまったり、1人でやろうとしてしまいます。
人を頼った方が早く終わることがわかっているのに、人と関わりたくがないが故にそのように行動してしまうのです。
プライベートでの友人の食事の誘いも億劫になってしまうのです。
何もしたくなくなる
気持ちが落ち着かないと、自分に余裕がありません。
余裕がないと仕事もプライベートなことも手につかないのです。
もちろん、やらなければいけないことがあることはわかっています。
しかし、どうにも手につかないのです。
「何もしたくない」というより、「何もできない」という表現の方が近いかもしれません。
そして、手につけることができない自分に焦り、不安になり、悪循環です。
何もできない自分に罪悪感を覚えてしまうのです。
不安・緊張が習慣になってしまう
落ち着かないことが続くと、安定している日でもちょっとしたことで気持ちが不安定になりやすくなります。
また、日々の生活で不安になる・失敗するリスクを恐れてしまい、自分がやりたいと思っていることにも挑戦できなくなってしまいます。
不安や緊張が習慣化してしまうと、常に落ち着かない状態が続くため、身体共に負担が大きいのです。
ますます、自律神経が乱れてしまい、不眠にも繋がります。
楽しくなくなる
不安な時は、不安な気持ちを対処したい事で頭がいっぱいになります。
ですので、何も手につきませんし、対処法も自分では見つけられなくなってしまいます。
不安の習慣化により、常にリスクに怯えている状態であるため、「つまらない日々」と感じるのです。
そうなってしまうと本来楽しい事である、自分の好きな事や、遊び、恋愛なども楽しいと感じなくなってしまうのです。
楽しめなくなった日々、つまらない日々を過ごしていると感情も乏しくなってしまいます。
心を落ち着かせる方法8選!
不安な心は私たちに多くの影響を与えます。
最悪な場合は、何のために日々を過ごしているかわからなくなってしまうのです。
そうならないために、心を落ち着かせる方法をすることが大切なのです。
そうすることで不安は軽減され、心を落ち着けることができます。
自分に合う方法を知っておけば、自分で対処することが可能です。
適度に運動をする
運動は心の健康を保つためには欠かせないことです。
運動をすることによって、精神面に深く関わる「セロトニン」という伝達物質や、集中力を操る「ノルアドレナリン」の分泌量の増加し、脳が活性化することが神経科学者によって証明されています。
本格的にスポーツをするのではなく、適度な運動を続けていくことが効果的なのです。
例えば、ジョギングをする。
筋トレをする。
といった軽いものです。
それをする時間もない、それも厳しいという方は、通勤時にいつもより、回り道をする。
エレベーターを使わず階段をのぼるなど、少し変えてみるだけでも効果があります。
バランスの良い食事を摂る
1日3食バランス良く食事をすることです。
食事は生きていくために絶対に必要です。
食事を抜いたりするのは良くありません。
栄養バランスの取れた食事をとることによって、健康を維持することができますし、免疫力も上がります。
その中でも「朝食」には一番気をつけていただきたいです。
一度、脳を使うと全身のエネルギーを2割も消費してしまうため、朝食を食べないと1日のエネルギーが足りません。
これでは、集中力も続きません。
脳の働きに一番必要な物は「炭水化物」です。
これは脳のエネルギーとして欠かせないものです。
どんなに時間がないときでも、炭水化物だけは摂るようにして下さいね!
私も朝食を抜きがちですが、この事実を知ってから取るように心がけています。
飲み物を飲む
飲み物を飲んで心を落ち着かせてみましょう。
オススメはあたたかい飲み物です。
体を温かくすることによって、緊張がほぐれリラックスすることができます。
温かい飲み物の中でも効果が期待されるものは、「ホットミルク」です。
ミルクには「トリプトファン」というリラックス効果がある成分が含まれており、温めることによって効果が増します。
ミルクが苦手という方は、「ハーブティー」などもオススメです。
しかし、カフェインが含まれているものは逆効果になりますので、気をつけてくださいね!
深呼吸をする
緊張している時は、心拍が早く呼吸が乱れていることが多いです。
これは交感神経が活発に働いているからです。
ですので、深呼吸をすることによって副交感神経を活発させる事ができ、落ち着きを取り戻す事ができます。
リラックス、集中力向上、パフォーマンス力の向上も期待できます。
例えば、大事な面接の前は緊張しますよね。
その時深呼吸することによって、落ち着く事ができ、自分の話したい事が話す事ができます。
音楽を聴く
落ち着かないときは、自分の好きな音楽を聴いてみてください。
自分の好きな音楽を聴くとリラックスすることができますし、気分も上がります。
音楽にはヒーリング効果というものがあり、心理的な安心やリラックスさせる効果があります。
簡単に言えば、「癒し」です。
自分の好きな音楽を聴くのもアリですが、YouTubeにヒーリング効果のあるBGMなどもありますので、それを聴いてみるのも1つの手です。
私は、ボーカルが入っていない音楽「インストゥルメンタル」をよく聴きます。
カフェで流れているようなものです。
これを聴くと作業が捗りますし、気持ちも落ち着きます。
芸術に触れる
先ほどの音楽にも近いですが、芸術に触れてみてください。
美術館に行って、絵画や美術品を眺めてみることによって、ストレスが軽減され、癒し効果があったという研究結果も出ています。
また、絵を描くことによってストレス解消されることもアメリカの大学教授によって証明されています。
絵に上手い下手はありません。
描くことに意味があるのです。
それでもちょっとという方には塗り絵も同様の効果がありますので、試してみてくださいね。
リラックスする
「リラックスする」とは具体的にどんな事かと言いますと…。
アロマを焚いてみたり、入浴時にゆっくりと湯船に浸かってみてください。
アロマは、自分の好きな香りを楽しむことによって、落ち着く事ができます。
また、香りによって効果がありリラックスしたい時は、
・ラベンダー
・カモミール
・ゆず
・ローズウッド etc…
がオススメです。
特にこの香りは、鎮痛作用や気分を高揚させる効果があります。
また、お風呂に入る事で、焦りや不安が解消されます。
自律神経にも効果がありますので、気持ちの切り替えを行う事ができます。
ネット社会から離れる
インターネット社会である現代では、ネットから離れるということはなかなか難しいです。
仕事の連絡などは携帯やパソコンに次々に来ますよね。
知らぬ間にストレスも溜まり、落ち着いてられません。
ですので、落ち着きたい時は、「マナーモード」にしてみてください。
通知が気になってしまうこともありませんし、ネット社会に縛られることもなくなります。
スマホというものがなくなるだけで、落ち着いた時を過ごす事ができます。
私も、落ち着きたい時や集中したい時はスマホの電源を切っています。
そうする事で作業も捗りますし、読書にも集中できます。
掃除をする
「部屋の乱れは心の乱れ」ということ場があるように、心と環境は大きく関係しています。
ですので、集中できる・落ち着ける空間を作る事が大切なのです。
部屋が散らかっていると気になりますよね。
そうならないためには、自分の空間を作る掃除が効果があるのです。
例えば、自分のデスクの上からいらないものは排除したり、収納できる棚を設置したりして整頓してみてください。
自分が落ち着ける空間作りが重要なのです。
まとめ
今回は、「心を落ち着かせる方法8選」をご紹介しました。
心が落ち着かなくなるきっかけは、日常にたくさん転がっています。
ひょんなことから落ち込んでしまったり、不安になったりするのです。
気分が落ち込むと、身体にも影響を及ぼしますし、何も楽しくなくなってしまいます。
これでは、悲しいですよね。
そうならないためには、心を落ち着かせる方法を試してみるのが最適なんです。
簡単にできるものを8つご紹介しました。
何もできない自分が嫌になって、何かやらなきゃと焦るのではなく、自分を大切にする時間をきちんととってあげてくださいね。
自分自身に時間をかけてメンテナンスすることによって、自分を見つめ直す事ができますし、自分を少しでも好きになれるのではないでしょうか?
気持ちが落ち着かないときは、自分にあった方法で、不安を取り除いてみてくださいね。
そうする事で、心も体も健康的に過ごす事ができますよ。
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